聖光会メディカルケアグループ
西村 直久 理事長
獨協医科大学卒業。1999年、32歳で聖光会メディカルケアグループの理事長に就任。創業者・西村仁一氏の理念を受け継ぎ、急性期医療から在宅医療、介護・福祉まで切れ目なくつながる地域包括ケアの実現に取り組む。「人と地域に寄り添い続ける」を掲げ、地域に根ざした医療・介護サービスの充実を推進している。
「病院で治療を受けること」だけが医療ではない。住み慣れた地域で、その人らしく暮らし続けられるよう支えることも、これからの医療に求められる重要な役割です。
西部総合病院・西部さくらクリニックを運営する聖光会メディカルケアグループでは、創業当初から地域に根ざした医療を大切にし、訪問診療や介護サービスの充実にも早くから取り組んできました。
その背景にある想いや、これから目指す地域医療について、西村理事長に伺いました。
Q. 西部さくらクリニックで訪問診療に力を入れる背景を教えてください。
高齢化が進み、「住み慣れた自宅で最期まで暮らしたい」と考える方は年々増えています。
私たちが目指しているのは、病院だけで完結する医療ではありません。
医師、看護師、ケアマネジャー、介護職、行政など、多職種が連携しながら地域全体で患者さんを支える「地域包括ケアシステム」の一員として、地域に貢献していくことが私たちの役割だと考えています。
Q. 訪問診療への想いには、ご自身の経験も大きく影響しているそうですね。
はい。一番大きなきっかけは、父を自宅で看取った経験です。
父は病気で余命が限られていましたが、「最期は自宅で過ごしたい」という強い希望がありました。
病院では日に日に衰弱していた父が、自宅へ戻ると驚くほど表情が明るくなり、家族と穏やかな時間を過ごせるようになったんです。
当時はまだ在宅医療や訪問看護が十分に整っていない時代でしたが、多くの方々の支えによって、自宅で最期まで過ごすことができました。
この経験を通して、「住み慣れた場所で、その人らしく人生を全うできる医療」の大切さを実感し、地域で在宅医療を支える仕組みづくりに取り組もうと決意しました。
Q. 聖光会メディカルケアグループでは、早くから訪問診療や介護事業に取り組まれてきました。
はい。一番大きなきっかけは、父を自宅で看取った経験です。
創業者である父は、「病める人に対し良き奉仕者たれ」という理念のもと、地域に根ざした医療を実践してきました。
まだ在宅医療が一般的ではなかった時代から、高齢化社会の到来を見据え、訪問看護やデイサービスなどにも積極的に取り組んできました。
現在では、病院、クリニック、訪問看護、居宅介護支援、介護施設など、医療・介護・福祉を一体的に提供できる体制を整えています。
これは創業当初から変わらない、「地域に寄り添う」という理念を形にしてきた結果だと思っています。
Q. 西部さくらクリニックならではの強みを教えてください。
最大の強みは、病院・クリニック・在宅ケアセンターが連携し、切れ目のない医療を提供できることです。
訪問診療だけでなく、必要に応じて入院やリハビリ、専門医による診療まで、グループ全体で患者さんを支えることができます。
また、地域の診療所や介護事業者とも積極的に連携し、一つの法人だけで完結するのではなく、地域全体で患者さんを支えることを大切にしています。
Q. これからの地域医療において、どのような役割を果たしていきたいと考えていますか。
人口減少や高齢化が進むこれからの時代は、一つの医療機関だけで地域医療を支えることはできません。
医療・介護・福祉、そして行政を含めた地域全体で協力しながら、持続可能な地域包括ケアを実現していくことが重要です。
私たちも地域の一員として、地域の先生方や関係機関と連携しながら、「この地域で暮らしていてよかった」と思っていただける医療を提供し続けたいと考えています。
Q. どのような先生と一緒に働きたいと考えていますか。
地域医療に関心を持ち、患者さんやご家族の暮らしに寄り添える先生と一緒に働きたいですね。
訪問診療は、医師一人で完結する医療ではありません。
多職種と協力しながら、一人ひとりの患者さんを地域全体で支えていく。その考え方に共感していただける先生と一緒に地域医療を実践していきたいと思っています。
Q. 最後に、理事長として大切にされている理念を教えてください。
私たちが最も大切にしているのは、「人と地域に寄り添い続ける」という理念です。
医療は病院の中だけで完結するものではなく、地域とともに歩み、地域とともに支え合うものだと考えています。
これからも創業者から受け継いだ想いを大切にしながら、地域の皆さまに信頼される医療・介護・福祉サービスを提供し続けていきたいと思っています。
「人と地域に寄り添い続ける。」その想いを、ともに実現しませんか。
西部さくらクリニックでは、「病める人に対し良き奉仕者たれ」という創業理念を受け継ぎながら、地域包括ケアの実現に向けて、医療・介護・福祉が連携した地域医療を実践しています。
地域に根ざした医療に携わりたい方、患者さんやご家族の暮らしに寄り添う医療を実践したい方、そして地域の多職種と協力しながら新しい医療の形を築いていきたい方をお待ちしています。