79.3%が「お金について不安」医師の投資・資産形成の実情を調査

79.3%が「お金」について悩んでる!医師の投資・資産形成の実情を調査

一般的に高収入というイメージがある医師。
しかし、その分税金などの納めるお金も多いため「こんなに頑張って働いているのに、自由に使えるお金が少ない…」と不満を感じている方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は「エムステージエージェント」会員医師387名のご協力のもと、なかなか知る機会がない医師のお金に関する悩みや不安、投資や資産形成の実情などについて調査しました。

医師が抱える「お金」に関する悩み・不安

79.3%の医師が、「お金」について悩みや不安がある

社会的ニーズが高く、安定的に高水準の収入を得られるという印象がある医師ですが、実際にはおよそ8割にものぼる医師が「お金」に関する悩み・不安があると回答しています。

「お金」に関する悩み・不安がある

最も多くの医師を悩ませているのは「税金の高さ」

具体的な要因として「税金が高い」(回答数:163)が最多で、次いで「支出が多い」(回答数:126)、「今後収入が減ってしまう可能性がある」(回答数:110)、そして「老後の資金について不安がある」(回答数:104)という回答も多く選択されています。

最も多くの医師を悩ませているのは「税金の高さ」

高年収の医師ほど、税金負担も大きくなる

日本では「累進課税制度」が採用されており、収入が高くなるほど国に納める所得税の税率が高くなる仕組みとなっています。

・死ぬまで働いても、半分国が持っていく。(50代/勤務医/一般病院)

上記のコメントが象徴するように、医師にとって「所得税」の負担は特に大きいものとなっているケースが多く、収入のわりに自身で自由に使うことができる可処分所得が少ないと感じている医師も少なくないようです。

医師の副業事情

医師の投資、資産形成・運用事情

このような「お金」に関する不安や悩みに対して、医師はどのような対策を取っているのでしょうか。

16%の医師が、医業「以外」での副業をしている

今回の調査で医業以外の副業について質問したところ、16%の医師が「医業以外での副業をしている」と回答しています。

医業以外での副業をしている

・国家試験の過去問監修(30代/勤務医/一般病院)
・Web講演(50代/勤務医/一般病院)
・労働衛生コンサルタント(30代/勤務医/大学病院)
・ブログ(30代/勤務医/一般病院)
・ライター(40代/勤務医/診療所・クリニック)
・YouTube配信(30代/勤務医/診療所・クリニック)
・貸しビル、駐車場、貸倉庫、貸土地(60代/勤務医/一般病院)
・太陽光発電設備への投資(40代/勤務医/一般病院)
・株式投資(50代/勤務医/診療所・クリニック)
・スキャルピング(40代/勤務医/診療所・クリニック)

医業以外の副業の具体的な内容として様々なコメントが寄せられましたが、不動産や株式など「投資」に関するものを挙げる医師が多くいました

医師の投資事情

医師の投資事情

・医業での収入と同じリターンを目指しています。(株式投資を行っている/50代/勤務医/診療所・クリニック)

このような声もあるほど、医業「以外」の収入源として大きな存在となっている「投資」について、さらに詳しく聞きました。

3人に2人以上の医師が、現在投資を行っている

現在投資を行っているかについて尋ねたところ、65.4%の医師が「投資をしている」と回答しています。

現在投資を行っているか

さらに、現在はしていないものの投資に「関心がある」と回答した医師もおよそ2割を占め、「投資」は医師にとって大きな関心事であることが伺える結果となっています。

医師に人気の投資先TOP3は「株式」「投資信託」「iDeCo」

現在投資をしている医師に具体的な投資先を尋ねたところ、自分が選んだ株式会社の株券を購入しその会社の株主となることで、株式の値上がり益や配当金を得る「株式」(回答数:161)が最も多くなりました。

次いで多かったのは、多くの投資家から集めた資金を専門家が投資・運用し、得た運用益が配当される「投資信託」(回答数:148)、そして自分が拠出した掛金を自分で運用し資産を形成する年金制度である「iDeCo(個人型確定拠出年金)」(回答数:124)も多くの医師から選ばれていることが分かります。

また、少額から始めることが可能で投資で得た運用益が20年間非課税、さらにいつでも引き出すことができる「つみたてNISA」(回答数:102)も上位にランクインしています。(調査時の回答。現在「つみたてNISA」は終了し、「新NISA つみたて投資枠」に移行)

具体的な投資先

多くの医師が選んでいるのは、「節税」「老後資金対策」に繋がる投資先

医師は医業で高収入を得ている場合でも、所得税などの多額の税金や社会保険料を納める必要があるため可処分所得が少なくなってしまうケースが少なくありません。
そのため、控除や非課税制度を用いて支払うべき税金を積極的に低く抑える「節税」対策の一環として投資を行っている医師も多いようです。

例えば投資をしている医師から3番目に多く選択されている「iDeCo」は、毎月一定の金額を60歳になるまで積み立てながら運用し、60歳以降に老齢給付金として受け取ることができる私的年金制度の一つです。

iDeCoでは、運用中の利益が非課税になるだけでなく、積み立てる掛け金が所得から全額控除されます。
所得が少なくなることによって所得税や住民税も少なくなるため、収入の高い医師にとって大きな節税効果が期待できます。

また、受け取り時も退職所得控除や公的年金等控除が適用され、一定額まで非課税になります。

上記のような節税効果の高さに加えて、公的年金にプラスして受け取れるセカンドライフに向けた資産を形成できるiDeCoは、老後資金に備える制度としても有効といえるでしょう。

今後「投資に関心あり」と回答した医師が注目する投資先でも、節税効果が期待できるものや老後資金への備えとなるものが上位に多くランクインしています。

「投資に関心あり」と回答した医師が注目する投資先

44.4%の医師は、FIREへの願望がある

FIREとはFinancial Independence, Retire Earlyの頭文字をとった略語で、「経済的自由」と「早期退職」を意味する概念のことです。
元々は欧米で流行していた概念ですが、昨今は日本でも広まりつつあり、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

このFIREは「資産運用」が前提とされているのが大きな特徴で、若いうちに働いて投資元本を蓄財し、運用益のみで生活していくことができる目途が立った段階でリタイア(退職)することを指します。

今回の調査で、すでに投資をしている、または投資に関心があると回答した医師に将来FIREをしてみたいかどうかを尋ねたところ、44.4%が「そう思う」と回答しました。

今後は「他の医療機関への転職」「医業以外での転職」などと同じように、働き方の選択肢の一つとして「FIRE」をえらぶ医師が増えてくる日が来るかもしれませんね。

将来に向けた医師の資産形成

将来に向けた医師の資産形成

最後に、医師が今後の資産形成のために行っていきたいことについて尋ねました。

今後の資産形成のために行っていきたいこと

資産形成に向けて実施したいこととして最も多かったのは「貯蓄額を増やしたい」(回答数:173)で、次いで「医業での収入を増やしたい」(回答数:169)、「医業以外での副業での収入を増やしたい」(回答数:140)となりました。

医業での収入を上げるなら、「転職」も1つの方法

年収は、医師として働くうえでのモチベーションにも大きく影響する重要な要素です。

実際に現勤務先での年収に満足していない医師が転職に踏み切るケースは非常に多く、転職を経験した医師へのアンケート(※)では、多くの医師が「収入アップ」を転職理由として挙げています。

また、転職することによって年収が上がった医師のうち、300万円〜500万程度増えた医師が約半数を占めており、なかには1,000万円程度の収入アップを実現した医師もいます。

このように、年収アップを目指して転職活動を行った結果、しっかりと医業における年収を上げている医師は多く存在しています
将来の資産形成に向けて「医業での収入を増やしたい」とお考えの先生は、条件交渉の経験も豊富なエムステージエージェントのコンサルタントにぜひご相談ください。

【医師転職のプロが交渉します】

今回の調査では、高収入でありながらも約8割の医師は「お金」に関する不安や悩みを持っていることが分かりました。

長期的なプランを立ててみると目標が明確になり、きっと不安や悩みも小さくなるはずです。
多忙な労働環境に置かれることも多い医師ですが、「お金」について振り返りや見直しをする時間を意識して作り、今後の資産形成や運用についてプランを立ててみてはいかがでしょうか。

◆調査概要

「医師の資産形成・運用についてのアンケート」

調査日:2022年12月20日~12月27日
対象:エムステージエージェントに登録する会員医師
調査方法:webアンケート
有効回答数:387

(※)「エムステージエージェントを介して転職を成功させた医師へのアンケート」

調査日:2021年11月下旬
対象: 2020年4月~2021年8月に入職した医師
調査方法:webアンケート
有効回答数:98

◆参照

金融庁「つみたてNISA早わかりガイドブック

厚生労働省「iDeCoの概要

国民年金基金連合会「iDeCo公式サイト

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