医師の履歴書「学歴欄」の入学・卒業年がわかる早見表

医師の履歴書を書く段になって、学歴欄の入学年や卒業年で手が止まる先生は少なくありません。

「医学部を卒業した年がすぐに思い出せない」

「ネットの学歴早見表は4年制大学が前提で、6年制の医学部だと卒業年が合わない」

「入学・卒業の年を西暦と和暦のどちらで書けばいいのか迷う」

このような疑問をお持ちではありませんか?

医学部は6年制のため、一般的な4年制大学を基準にした早見表では卒業年がずれてしまいます。

生年月日さえわかれば、本記事の早見表で高校・医学部の入学年と卒業年をすぐに確認できます。 浪人や学士編入、留年などで年次がずれる場合の調整方法や、医師ならではの学歴・職歴欄の書き方まで一通りわかる構成です。

本記事では、医学部6年制に対応した入学・卒業年の早見表や、早見表が合わないときの計算方法、医師の学歴・職歴欄の書き方サンプルなどを詳しく解説します。

<本記事のまとめ>

  • 学歴は高等学校卒業から、略さず正式名称で記載
  • 医学部は6年制で「医学部卒業=高校卒業の6年後」が基本
  • 浪人・学士編入・留年・大学院は年数を加算して調整
  • 医師国家試験の合格年・医籍登録番号は資格欄に記載

生年月日でわかる入学・卒業年の早見表(医学部6年制対応)

医学部は6年制のため、4年制大学を前提にした一般的な早見表では、大学を卒業する年が2年ずれます。 まずはこの点を押さえてください。

早見表は、次の前提で作成しています。

  • 高校卒業は満18歳になる年度の3月
  • 医学部卒業は高校卒業の6年後(現役・ストレートで進学した場合)

浪人・学士編入・留年・休学などがある場合は、次章の調整一覧で補正してください。

区切りは「生まれた年」ではなく、学年の基準となる生年月日で分けています。たとえば1996年4月2日から1997年4月1日までに生まれた方は、同じ学年です。4月1日生まれは、前の学年に入る点にご注意ください。

表の年は和暦と西暦を併記し、数字はすべて半角に統一しました。

元号の境界にも注意が必要です。1989年は1月7日までが昭和64年、1月8日からが平成元年になります。2019年は4月30日までが平成31年、5月1日からが令和元年です。和暦・西暦の換算と元号の境界は、内閣府の公式情報にもとづいています。

参考:元号について(内閣府)

生年月日高校入学高校卒業医学部入学医学部卒業参考(医師国家試験・初期研修開始年)
1975年4月2日〜1976年4月1日1991年(平成3年)1994年(平成6年)1994年(平成6年)2000年(平成12年)2000年(平成12年)
1976年4月2日〜1977年4月1日1992年(平成4年)1995年(平成7年)1995年(平成7年)2001年(平成13年)2001年(平成13年)
1977年4月2日〜1978年4月1日1993年(平成5年)1996年(平成8年)1996年(平成8年)2002年(平成14年)2002年(平成14年)
1978年4月2日〜1979年4月1日1994年(平成6年)1997年(平成9年)1997年(平成9年)2003年(平成15年)2003年(平成15年)
1979年4月2日〜1980年4月1日1995年(平成7年)1998年(平成10年)1998年(平成10年)2004年(平成16年)2004年(平成16年)
1980年4月2日〜1981年4月1日1996年(平成8年)1999年(平成11年)1999年(平成11年)2005年(平成17年)2005年(平成17年)
1981年4月2日〜1982年4月1日1997年(平成9年)2000年(平成12年)2000年(平成12年)2006年(平成18年)2006年(平成18年)
1982年4月2日〜1983年4月1日1998年(平成10年)2001年(平成13年)2001年(平成13年)2007年(平成19年)2007年(平成19年)
1983年4月2日〜1984年4月1日1999年(平成11年)2002年(平成14年)2002年(平成14年)2008年(平成20年)2008年(平成20年)
1984年4月2日〜1985年4月1日2000年(平成12年)2003年(平成15年)2003年(平成15年)2009年(平成21年)2009年(平成21年)
1985年4月2日〜1986年4月1日2001年(平成13年)2004年(平成16年)2004年(平成16年)2010年(平成22年)2010年(平成22年)
1986年4月2日〜1987年4月1日2002年(平成14年)2005年(平成17年)2005年(平成17年)2011年(平成23年)2011年(平成23年)
1987年4月2日〜1988年4月1日2003年(平成15年)2006年(平成18年)2006年(平成18年)2012年(平成24年)2012年(平成24年)
1988年4月2日〜1989年4月1日2004年(平成16年)2007年(平成19年)2007年(平成19年)2013年(平成25年)2013年(平成25年)
1989年4月2日〜1990年4月1日2005年(平成17年)2008年(平成20年)2008年(平成20年)2014年(平成26年)2014年(平成26年)
1990年4月2日〜1991年4月1日2006年(平成18年)2009年(平成21年)2009年(平成21年)2015年(平成27年)2015年(平成27年)
1991年4月2日〜1992年4月1日2007年(平成19年)2010年(平成22年)2010年(平成22年)2016年(平成28年)2016年(平成28年)
1992年4月2日〜1993年4月1日2008年(平成20年)2011年(平成23年)2011年(平成23年)2017年(平成29年)2017年(平成29年)
1993年4月2日〜1994年4月1日2009年(平成21年)2012年(平成24年)2012年(平成24年)2018年(平成30年)2018年(平成30年)
1994年4月2日〜1995年4月1日2010年(平成22年)2013年(平成25年)2013年(平成25年)2019年(平成31年)2019年(平成31年)
1995年4月2日〜1996年4月1日2011年(平成23年)2014年(平成26年)2014年(平成26年)2020年(令和2年)2020年(令和2年)
1996年4月2日〜1997年4月1日2012年(平成24年)2015年(平成27年)2015年(平成27年)2021年(令和3年)2021年(令和3年)
1997年4月2日〜1998年4月1日2013年(平成25年)2016年(平成28年)2016年(平成28年)2022年(令和4年)2022年(令和4年)
1998年4月2日〜1999年4月1日2014年(平成26年)2017年(平成29年)2017年(平成29年)2023年(令和5年)2023年(令和5年)
1999年4月2日〜2000年4月1日2015年(平成27年)2018年(平成30年)2018年(平成30年)2024年(令和6年)2024年(令和6年)
2000年4月2日〜2001年4月1日2016年(平成28年)2019年(平成31年)2019年(平成31年)2025年(令和7年)2025年(令和7年)
2001年4月2日〜2002年4月1日2017年(平成29年)2020年(令和2年)2020年(令和2年)2026年(令和8年)2026年(令和8年)

早見表が合わないときは自分で計算する|医師のケース別調整一覧

早見表が合わないときは、高校卒業=満18歳になる年度の3月、医学部卒業=その6年後を基準に計算します。浪人や留年などがあると、早見表の年とは入学・卒業の年がずれるためです。

考え方の基本は次のとおりです。

  • 高校卒業年は、満18歳になる年度の3月が目安
  • 医学部卒業年は、現役・ストレートなら高校卒業の6年後

浪人・学士編入・留年・大学院などがある場合は、以下の表のとおり年数を調整します。

ケース入学・卒業年への影響履歴書への書き方のポイント
浪人・再受験浪人した年数だけ医学部の入学・卒業が後ろにずれる浪人自体は学歴欄に書かず、医学部の入学年で調整する
学士編入前の大学を卒業後、途中の年次から医学部に入学する前の大学の学歴も記載し、編入した年を入学として書く
留年・休学進級できなかった年数・休学期間だけ卒業が後ろにずれる留年・休学とは明記せず、卒業年で表現する
大学院(医学博士課程)標準修業年限は4年。医学部の入学・卒業年は変わらない医学部卒業後に「大学院医学研究科博士課程 入学/修了」を追記する

調整後の入学・卒業年がわかったら、早見表の和暦・西暦の対応に当てはめて記入してください。

医師の学歴・職歴欄の書き方サンプル(記入例)

学歴は高等学校の卒業から、職歴は初期臨床研修先から書き始めます。 医師ならではのポイントは次のとおりです。

学歴は「○○県立○○高等学校 卒業」と記載し、続けて「○○大学医学部医学科 入学」「○○大学医学部医学科 卒業」と正式名称で書きます。

職歴は、初期臨床研修先から「○○病院 臨床研修医」のように記載してください。なお、初期臨床研修が必修化されたのは2004年度からです。2003年度以前に医師になった世代は、実際の最初の勤務先・研修先から書き始めます。

医局派遣による異動には、「医局人事による異動」とひとこと添えます。医師の異動は本人の都合ではなく医局人事によるケースが多く、補記しないと短期離職と誤解されやすいためです。意図を正確に伝えるためにも、ひとこと添えておくと安心です。

専攻医や非常勤、関連病院での勤務についても、勤務形態がわかるように書き分けてください。すべて書き終えたら、最終行に右寄せで「以上」と記入します。

学歴・職歴欄を書くときに押さえる基本ルール

読みやすく、誠実な印象を与えるためにも、次の基本ルールを押さえておきましょう。

  • 学歴は高等学校卒業から記載(中学校からの記載は不要)
  • 「高校」は「高等学校」、「H」は「平成」と正式名称で記載
  • 年号は西暦・和暦のどちらでもよいが、書類全体で統一
  • 長い学校名・学部名は2行に分けて読みやすさを優先

年号は西暦・和暦のどちらでもよいものの、履歴書・職務経歴書を通して必ずそろえてください。 西暦と和暦が混在すると読みにくく、正確性を欠いた印象を与えます。

履歴書全体の書き方は、関連記事もあわせてご確認ください。

▼関連記事

履歴書の年号でよくある疑問(医師の学歴欄Q&A)

医師の学歴欄や年号の書き方について、よく寄せられる疑問をまとめました。

医師の履歴書で年号は和暦・西暦どちらで書く?

どちらでも問題ありません。 ただし、履歴書全体と職務経歴書で表記をそろえてください。応募先の企業・病院から西暦指定などの指示があれば、それに従います。和暦と西暦が混在すると読みにくく、正確性を欠いた印象を与えます。

「令和元年」と「令和1年」はどちらで書く?令和はいつから?

和暦で書く場合は「令和元年」と表記します。 令和が始まったのは2019年5月1日で、2019年4月30日までは平成31年です。あわせて、1989年は1月7日までが昭和64年、1月8日から平成元年である点も押さえておきましょう。元号の境界は、内閣府の公式情報で確認できます。

参考:元号について(内閣府)

履歴書の年月日は算用数字・漢数字どちらで書く?

横書きの履歴書では、算用数字を使うのが基本です。 早見表で確認した入学・卒業の年も、ほかの日付と表記をそろえて記入してください。

医師国家試験の合格年・医籍登録番号はどこに書く?

学歴欄ではなく、資格欄に記載します。 基本の表記は「医師免許取得(医籍登録番号 第○○号)」とし、必要に応じて「第○回医師国家試験 合格」を併記します。認定医・専門医・指導医を取得していれば、資格欄にまとめて記載してください。

採用担当者は医師の「学歴欄」のどこを見ている?

出身大学そのものより、記載の正確性・誠実さ・専門領域との整合を見ています。 略称の使用や年号の不統一、空欄はマイナス評価につながりやすい点に注意してください。事実を正確に、漏れなく書くことを第一にしましょう。

【まとめ】医師の学歴欄は“正確さ”が第一|書き方に迷ったらエムステージエージェント

医師の学歴欄は、正確さを第一に書くことが何より大切です。早見表とケース別の調整一覧を使えば、入学・卒業の年は迷わず記入できます。

  • 学歴は高等学校卒業から、略さず正式名称で記載し、年号を統一する
  • 医学部は6年制。早見表は「医学部卒業=高校卒業+6年」で確認し、浪人・編入・留年は加算して調整する
  • 医師国家試験の合格年・医籍登録番号は、学歴欄ではなく資格欄に書く

学歴・職歴欄の書き方や添削に迷ったときは、医師専門のアドバイザーが書類選考対策をサポートするDr.転職なびにご相談ください。書類の細部まで一緒に整えたいなら、エムステージエージェントの無料相談が役立ちます。