医師の転職は何社に応募する?複数応募の目安と進め方

医師の転職活動を始めるとき、「何社くらいに応募すればいいのか」「少なすぎても多すぎても失敗しそう」と、応募する数で迷う先生もいらっしゃるのではないでしょうか。

医師の転職でも応募は1社に絞らず、複数の求人に応募するのが基本です。ただし医師の求人は非公開求人やエージェント紹介が中心のため、一般職のように何十社も同時に応募するのではなく、条件に合う数社を厳選して丁寧に進めるのが現実的です。

本記事では、医師が複数応募をしたほうがよい理由や、応募を進めるうえでの注意点、無理なく複数応募を進める方法を、エムステージエージェントの調査データもまじえて解説します。

<本記事のまとめ>

  • 医師の転職も、応募は1社に絞らず複数応募が基本
  • 医師求人は非公開・エージェント中心のため、何十社もではなく数社を厳選して応募
  • 複数応募で比較・条件交渉の選択肢を確保でき、入職後の後悔を防ぎやすい
  • 応募管理・日程調整・条件交渉はエージェントに任せると勤務と両立しやすい

医師の転職で応募する数の目安とは?1社に絞らず複数応募が基本

医師の転職でも、応募先を1社に絞り込まず、複数の求人に応募するのが基本です。1社入魂よりも、複数の選択肢を持っておくほうが、結果的に納得のいく転職につながりやすくなります。

ただし、医師の応募の進め方には、一般職の転職とは異なる前提があります。医師の求人は非公開求人やエージェント紹介が中心で、そもそも公開されている求人だけでは選択肢が限られます。

実際、「Dr.転職なび」の転職求人の約92%は、会員にだけ案内される非公開求人です。求人を絞り込んで応募することになる背景には、こうした非公開求人の多さがあります。

そのため医師の場合は、一般職のように何十社も同時に応募するのではなく、条件に合う数社を厳選し、一社ずつ丁寧に応募していくのが現実的な進め方です。

医師が「複数応募」をしたほうがよい理由

医師が応募先を1社に絞らず、複数応募したほうがよい理由を、以下の3点から見ていきましょう。

  1. 1社だけに絞ると転職活動が長引きやすい
  2. 複数の病院を比較して転職の軸が定まる
  3. 内定が重なれば条件交渉で選択肢を持てる

1社だけに絞ると転職活動が長引きやすい

応募が1社だけだと、その1社が不採用だった場合に振り出しに戻り、また求人探しからやり直すことになります。

選考は相手のある話で、結果を完全に読むことはできません。1社で内定が出る先生もいますが、複数の選考を並行して進めておくほうが、内定を得られる可能性を高く保てます。

複数の病院を比較して転職の軸が定まる

複数の医療機関を並行して見ることで、年収、当直やオンコールの回数、症例数、専門医の維持、施設タイプ(急性期・療養・クリニックなど)といった条件を、横並びで比較できます。

比較する対象があってはじめて、自分が本当に譲れない条件は何かが明確になります。1社だけで決めてしまうと、「もっといろいろな病院を見ておけばよかった」という後悔にもつながりかねません。

内定が重なれば条件交渉で選択肢を持てる

内定が複数重なれば、条件を比較しながら交渉でき、納得して入職先を選べます。

実際、エムステージエージェントが転職経験のある医師352名に行った調査(2022年10月)では、約45%が転職後に「失敗した」と感じた経験があると回答しています。失敗の理由で多かったのは、職場の人間関係・雰囲気(45%)、事前に聞いていた仕事内容との相違(43%)、年収・手当の相違(18.1%)でした。

複数応募で比較の目を持ち、気になる条件を入職前に確認しておくことが、こうしたミスマッチの予防につながります。

Q:転職後に「失敗した」と感じたことは?(複数回答可)

出典:医師が転職で後悔したことについてのアンケート(Dr.転職なび・エムステージエージェント/2022年10月・352名)

医師が複数応募するときの注意点

複数応募はメリットが大きい一方で、医師ならではの注意点もあります。応募を増やすときに気をつけたい点を、以下の2つから解説します。

  1. 現職・医局にバレないよう並行管理する
  2. エージェント経由で応募のバッティングを避ける

現職・医局にバレないよう並行管理する

医師の業界は人的ネットワークが狭く、複数応募の情報が知人や非公式なルートで伝わることがあります。複数の医療機関に同時に応募するときほど、情報の管理には注意が必要です。

守秘体制のある転職エージェントを選び、現職や医局に知られないように進めましょう。

エージェント経由で応募のバッティングを避ける

複数のエージェントを併用すると、同じ医療機関へ別ルートで重複して応募してしまうことがあります。応募の前に、どの求人にどのエージェントから応募するかを整理しておきましょう。

実際、エムステージエージェントで転職した医師の約60%は、他社サービスも並行して利用しています。複数のエージェントを使うときは、各社に並行利用中であることを伝えておくと、応募の重複や日程調整のトラブルを避けやすくなります。

医師が無理なく複数応募を進める方法

複数応募を勤務と両立させるには、進め方にもコツがあります。無理なく進めるための方法を、以下の2点から見ていきましょう。

  1. 応募から内定までの流れを押さえる
  2. エージェントに応募管理・日程調整を任せる

応募から内定までの流れを押さえる

医師の転職は、希望条件の整理から始まり、情報収集、応募、面談・病院見学、内定・条件交渉、退職交渉・引き継ぎ、という流れで進みます。複数応募も、この流れの中で並行して進めていきます。

エムステージエージェントを介して入職した医師98名を対象とした2021年11月の調査では、転職活動の開始から入職までの期間が「半年以内」だった方が55.1%(「3か月以内」32.7%+「6か月以内」22.4%)でした。会員医師を対象とした調査で医師全体のデータではない点には留意が必要ですが、3〜6か月が一つの目安といえそうです。

Q:今回の転職活動を始めてから入職までの期間はどれくらいでしたか?

出典:医師の転職活動にかかる期間と手順に関する調査(Dr.転職なび・エムステージエージェント/2021年11月・98名)

複数応募もこの期間の中で並行できるよう、早めに動き出すことが大切です。

エージェントに応募管理・日程調整を任せる

複数応募の進捗管理、面談日程の調整、条件交渉は、医師専門のエージェントに任せると、勤務と両立しやすくなります。応募先ごとの選考状況の確認や催促も代行してもらえるため、先生自身は診療に集中しながら、最適な選択肢を確保できます。

医師の転職の応募社数に関するよくある質問

医師の応募社数について、よく寄せられる質問をまとめました。

医師は同時に何社まで応募していい?

同時応募の数に、明確な上限はありません。ただし医師は面談や病院見学をともなうため、無理なく対応できる数に絞るのが現実的です。進捗の並行管理は、エージェントに任せると安全に進められます。

医師の応募は1社だけでも大丈夫?

1社で内定が出る先生もいますが、不採用だと振り出しに戻りやすく、条件が妥当かどうかも比較材料がないと判断しにくくなります。後悔を避けるためにも、複数応募がおすすめです。

何社も応募すると現職にバレない?

応募したこと自体が現職へ直接伝わることは、原則ありません。ただし医師の業界はネットワークが狭いため、守秘体制のあるエージェント経由で進めるのが安全です。

【まとめ】医師の転職は「1社入魂」より複数応募で納得の選択を|迷ったらエムステージエージェント

医師の転職でも、応募は1社に絞らず複数の求人に応募するのが基本です。複数応募によって比較と条件交渉の選択肢が生まれ、入職後のミスマッチも防ぎやすくなります。 ただし医師の求人は非公開求人やエージェント紹介が中心のため、何十社も同時に応募するのではなく、条件に合う数社を厳選して丁寧に進めるのが現実的です。1社入魂は、不採用だったときに振り出しに戻り、転職活動が長引くリスクをともないます。

とはいえ、複数の選考を並行させながら、応募管理・日程調整・条件交渉までを在職中に一人でこなすのは、簡単ではありません。

応募する社数や進め方に迷ったら、医師専門の『エムステージエージェント』に相談してみてください。求人の厳選から応募管理、日程調整、条件交渉まで、専任のコンサルタントにまとめて任せられます。